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歴史の蔵 」の検索結果

49件の記事がヒットしました。

2012年7月15日(日)AM11:12|投稿者:KCLスタッフ

桑名のあつい夏! 石取祭特集 開催中!

桑名の夏といえば、

やっぱり石取祭抜きには語れません。

 

チキチキゴンゴンとお囃子の練習が

聞こえ始めました。

 

今年も、もちろん

石取祭の特集展示

を開催しています。

(8月末まで) 

4F「歴史の蔵」の前で開催中!

4F「歴史の蔵」の前で開催中!

 

石取祭といえば

桑名宗社(春日神社)の前で行われる渡祭が有名ですが

お祭り本番の前にも、様々な行事が行われていることを

ご存知でしょうか??

 

今年の特集展示では

石取祭が開催される前に行われる

 

御籤占式(みくじうらないしき)

川原祓式(かわらばらいしき)

祭りばやし優勝大会

 

の3つの行事をピックアップして紹介しています。

 

それぞれの行事を パネルと写真で詳しく紹介していますよ

それぞれの行事を パネルと写真で詳しく紹介していますよ

 

このブログでは、石取祭の由来とも関係する

川原祓式(かわらばらいしき)について

少し紹介いたしますね。

 

川原祓式は、

町屋川の、川原の石を拾い

桑名宗社へ奉納する行事です。

今年は、7月16日、海の日に行われました。

 

なぜ神社へ石を奉納するのかは

・石占(いしうらない)を行うためという説

・神社の社地を修理するためという説

・ 流鏑馬神事(やぶさめしんじ)の馬場を修理するためという説

など、いろいろな説があるようです。

 

石取祭は、

町屋川の石を、桑名宗社へ奉納する神事から

始まったといわれています。

『久波奈名所図会』より 江戸時代の石取神事の様子

『久波奈名所図会』より 江戸時代の石取神事の様子

 

川原祓式は、石取祭のはじまりである

大切な行事が今に受け継がれているのですね。

 

石取祭は、

2007年からは「桑名石取祭の祭車行事」として

国の重要無形民俗文化財に

指定されています。

 

毎年、いろいろな切り口で

石取祭を紹介していますが

どの部分を紹介しても奥が深く

重要文化財として、現在まで受け継がれている

石取祭の歴史の重みを感じます。

 

<参考:『桑名石取祭総合調査報告書』

              桑名市教育委員会 2007>

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示 | コメント (0) | 

49件の記事がヒットしました。

2012年5月4日(金)PM3:50|投稿者:KCLスタッフ

桑名の伝統工芸

ただいま、桑名市立中央図書館では

4F「歴史の蔵」前と

3F特集コーナーのガラスケースで

「桑名の伝統工芸」の特集展示を行っています。

  無題

桑名の伝統工芸といえば

「万古焼」「鋳物」「和太鼓」など

いろいろありますが・・・

 

今回、とりあげた工芸は

「木地師(きじし)」「桑名盆」です。

019

いつもは、「歴史の蔵」にある資料も、特集コーナーへ展示しています。

  

「木地師」とは

とち、ぶな、けやき等の木を切り出して

ろくろを使い、お椀などの素地を作る職人さんです。

ここ桑名にも、木地師の方が住んでいました。

このたび「木地師」に関する

貴重な文書を、寄贈いただきましたので

その一部を公開させていただきます。

 

「桑名盆」は木地のお盆に漆を塗って仕上げます。

木地呂塗り、と呼ばれる

木目を生かした漆の塗り方が特徴的なお盆です。

江戸時代に桑名に住んでいた塗師(ぬし)が

盆に草花の絵を描きはじめたのが

はじまりといわれています。

桑名盆にかぶらの絵を描いたものを

とくに「かぶら盆」と呼んでいます。

 

『久波奈名所図会』より

『久波奈名所図会』より

江戸時代当時の桑名盆は、オランダ人も買い求める

名産品だったとか。

  

kcl桑名市映像アーカイブスでは

この「かぶら盆」の絵付けの映像を

ご覧いただくこともできます。

 

ご来館の際は、

奥深い桑名の職人の技を、ぜひご覧ください。

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示 | コメント (0) | 

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2011年11月12日(土)PM6:24|投稿者:KCLスタッフ

陸軍大将「立見尚文」

ただいま4F「歴史の蔵」の前では

陸軍大将「立見尚文」

の特集展示を行っています。

 

立見尚文は、桑名出身の人物です。

陸軍大将となった桑名の偉人を

ぜひこの機会に知っていただければ、と思います。 

 

展示の様子。パネルを見れば、立見氏の系譜も一目瞭然です。

展示の様子。パネルを見れば、立見氏の系譜も一目瞭然です。

 

4F「歴史の蔵」の前では

立見氏に関するパネルの他、

家族写真なども展示しています。

 

ご子孫より寄贈いただいた、立見家の貴重な家族写真も展示しています。

明治に撮影された、立見家の家族写真や、直筆のハガキ等

立見氏は、江戸幕末期

桑名藩の藩士として、戊辰戦争で活躍しました。

敵方の新政府軍からは

「桑名に立見あり」

と恐れられた、といいます。

 

維新後は、裁判所の書記官を務めていましたが

西南戦争時、明治政府からの要望で

桑名の旧士族を編成し、西郷軍と戦いました。

この功績から、陸軍少佐となった立見氏は

日清戦争、日露戦争で活躍し

陸軍大将へ昇進しました。

 無題

 

戊辰戦争で「朝敵」として敗北した

桑名藩の出身者が

明治政府に評価されることは

ほとんどなかったため

異例の昇進でした。 

如何に立見氏が軍略に長けていたかを

物語るエピソードですね。

 

参考:桑名市HP 「郷土史(人物編)-立見尚文」

 

  

恥ずかしながら、私、はまこも

立見尚文という人を知ったのは

桑名の図書館で働きはじめてからでした。

 

桑名には、立見氏の他にも

魅力的な人物がたくさんいます。

少しずつですが、みなさまに紹介していきたいと思います。

 

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示 | コメント (0) | 

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2011年7月16日(土)PM5:58|投稿者:KCLスタッフ

桑名の夏がやってきた!!

桑名の夏といえば・・・

やっぱり石取祭!

 

今年は8月6日(土)~7日(日)の開催です。

 

今年も図書館では

石取祭の特集展示を開催しています。

 

今年は「祭車を彩る芸術」と題して

「明かりの祭」ともいわれる

石取祭の提灯に注目しました。

桑名宗社の提灯には、             神社の神紋が描かれています

桑名宗社の提灯には、 神社の神紋が描かれています

 

 

 

 

 

 

祭事長さんが持つ提灯には別の紋が。

祭事長さんが持つ提灯には別の紋が。

4F「歴史の蔵」の前では

提灯だけを集めたパネルを展示しています。

 

祭車の提灯、家の軒先に下げられた提灯・・・

役割りを表す提灯、というのもあるそうですよ。

 

これらの提灯は、桑名市内の職人さんの手によって

作られ、修理され、ずっと使われていきます。

 tyoutin2

図書館4Fの

「kcl桑名市映像アーカイブス」では

提灯や太鼓を手掛ける

職人さんの技を

映像で見ることができますので

こちらもぜひご覧ください。

 

その他にも

石取祭の歴史や、写真集など

通常は「歴史の蔵」にある貴重な本を

展示しています。

 

お祭り前に

石取の豆知識を仕入れてみてはいかがですか??

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示 | コメント (0) | 

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2011年6月14日(火)AM10:23|投稿者:KCLスタッフ

宝暦治水と薩摩義士

4F「歴史の蔵」の前で開催しております

郷土資料特集。

今月は

「宝暦治水と薩摩義士」

 

 

      

4F「歴史の蔵」の前に展示コーナーを設置しています      

 

 

”宝暦治水”とは

江戸時代に、薩摩藩によって行われた

木曽三川の治水工事です。

 

この工事は

御手伝普請(おてつだいぶしん)と呼ばれるもので

幕府に命じられた藩が、工費や人・材料を準備し

工事にあたる、というものでした。

 

御手伝普請には

工費や人を藩に出させ

藩の勢力を削ぐ目的があった、といわれています。

無題

 

工事はおよそ2年にわたって行われ

工費は15万両の予想を大きく上回り

40万両に及びました。

また、工事中は多くの人々が犠牲となり

治水工事の総奉行を務めた

薩摩藩の家老平田靫負(ひらたゆきえ)は

工事の検分が終わると

予算超過と、多くの犠牲者を出した責任をとり

自刃しました。

 

 

平田靫負や、薩摩藩士の墓所の一部が

桑名市の海蔵寺にあり

現在も毎年5月25日に

薩摩義士のための法要が営まれています。

 

特集では、宝暦治水工事にまつわる

様々な資料を集めて展示しています。

小説や、平田靫負の伝記など

工事中の様々なドラマを

感じることができますよ。

 無題

この宝暦治水工事と

明治にヨハネス・デ・レーケが行った河川改修によって

現在の木曽三川は

穏やかな流れを

保っています。

 

水郷の町・桑名の

木曽三川の歴史の一端を

ぜひご覧になってください。

 

展示期間は6月28日までです。

ご来館おまちしております。

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示 | コメント (0) |